デザインにも関わるパンフレットの様々な形状

一般的なパンフレットの形状

パンフレットにはオーソドックスな形状だけでも、中綴じ、見開き、三つ折りなど
様々な種類が思い当たりますが、渡したい相手や場面を考えて形状を選ぶことが大切です。

中綴じ 紙を二つに折り、折った辺をステープラーでとめた、ごく一般的な形状です。
A4 規格サイズなのでお客様にとって収納しやすく、好まれやすいでしょう。
文字量も確保できるため、たくさん情報を乗せたいときにも最適です。
仕事上や学生向けなどA4サイズが入る鞄を想定した場所ではとても良いですが、小さめのバッグしか持たない女性が多くいると想定される場所では、特にページ数が嵩むと折ることも難しいため、大きすぎると判断されることもあります。
A4以下 A4サイズよりも内容を詰めることは出来ませんが、小さいためページ数があっても気軽に手に取りやすいでしょう。
A5やB5にすれば収納しやすく、それ以外の形にすれば他と差異をつけることができます。
ただし、堅い内容や真面目な印象を大切にする場合は少々フランクすぎる印象を与えてしまう恐れがあります。
見開き(二つ折り)
見開き(二つ折り) 1枚の紙を一回だけ折った形状です。
サイズによる印象は中綴じと変わりませんが、折ってもさほど嵩まないためA4の大きすぎるという懸念は払しょくできます。
また、1枚を折った形なので他のパンフレットや本、資料に挟んでおくことも可能です。
三つ折り、観音折り
三つ折り、観音折り 三つ折りは紙を蛇腹状に2回折ったもので、観音折りは見開きの両辺を内側に折り込む形状です。
規格サイズのパンフレットよりもさらに自由度は増し、パンフレットならではの形状と言えるでしょう。
街中やお店などでも置きやすく、最も手に取りやすい形と言っても過言ではありません。
親しみやすい分、中綴じや見開きよりもさらに砕けた印象を与えますので会社案内などオフィシャルな場面では一般的に使用しません。

デザインを追求した形状

パンフレットは、商品や企業のイメージを伝えたい相手に届ける役割を担います。
中を開いてもらうためにはまず手に取ってもらうことが必須。
そのため、形状を上手く利用したデザインや、形状自体をデザインして
他と差をつけることも一つの方法です。

形のデザインとしては、
・三角形や円にする
・バッグなど他のものの形にする
・単語帳やノートのように綴じ方を工夫する
などがあります。

また、通常のパンフレットのように見せながらも、
・開くと飛び出す絵本のように立体的になる
・わざと古く見せるための穴や肌触りの変化を持たせる
・折り目に沿って折ると立体的になる
なども目を引くでしょう。

奇抜な形状のパンフレットは目を引きますが、お客様に好まれる規格サイズは、中身や表紙のデザインが物を言います。
いずれにしてもTPOと企業イメージに合ったパンフレットデザインを制作するには、
クリエイティブな能力が必要なのです。