そこからここまで、コピーライターが役立つこと

コピーライターって何をするの?

コピーライターの「コピー(Copy)」には「広告文」という意味があり、広告文を書く人間をコピーライター(Copywriter)と言います。
広告文とは、キャッチフレーズや会社案内、製品カタログ・パンフレットの説明文などを指します。これは印刷媒体も、WEBサイトも同様です。小説家が取材や資料をもとに小説を生み出すのと同じく、コピーライターは、お客さまからいただく会社や製品・サービスの情報から、その特長を抽出し差別化ポイントを分かりやすく広告文として作成します。広い意味の広告文には、ネーミングやスローガン、取材原稿・ナレーション原稿なども含まれ、広告・販促で広範囲に使われる「言葉」を作成するのがコピーライターの役割です。

いいコピーライターはどのように見分けるか

次に、広告文をよりよい品質に仕上げるために、コピーライターが注意する点について説明しましょう。
“お客さまからいただく情報”が基点となりますので、例えば会社案内であれば会社設立の思いや事業内容を、製品・サービスのカタログ・パンフレットであれば、その内容と特長をご説明いただき、コピーライターからも質問する機会を設けます。そこでコピーライターは、設立の思いのなかでも核となり得る点、事業内容、製品・サービス内容の詳細と差別化ポイントをさまざまな角度から質問します。これは、キャッチフレーズ1本で訴求するポスターや純広告も同じです。
ここで「そうですか」で終わるコピーライターは、あまりいいコピーライターとは言えません。お話するなかで、お客さまが抱えられているお悩みや課題がどこにあるのかを引き出し、会社、そして製品・サービスをどうアプローチするのが効果的かを、ご一緒に考える共同作業を効果的に進めることもコピーライターの重要な役割です。それらを解決し、正解を提案していくのがコピーライターの使命だからです。
これを読まれて「何をどう説明したらよいか分からない」と思われたお客さまにも、一つずつ丁寧に伺ってまいりますのでご安心ください。

コピーライターが行う「企画」という仕事

「企画」という言葉は、いろんな分野で見かけますが、広告・販促の領域では、この作業もコピーライターが担う場合が多いです。
純広告から会社案内、製品・サービスのカタログ・パンフレットまで、WEBサイトも含めあらゆるメディアに共通するのが「コンセプト」の立案です。これは、全体の基点となり方向性ともなる発想や考え方のことです。コンセプトも言葉で表わされ、そこから「どう表現するか」を考えていくことになります。
また会社案内、製品・サービスのカタログ・パンフレットであれば、ページ毎に何を盛り込んでいくかを示した「構成案」を企画と呼ぶ場合もあります。

「広告文」での重要ポイント

以上の作業を経て、コピーライターは最終的にコピー(広告文)を作成します。これをコピーライティングと言い、この広告文をもとにデザイン作業に移行していきます。
キャッチフレーズやスローガン、ネーミングなど表現の振り幅が比較的、自由で広い分野では、想像力を働かせた数多くの案をご提案し、選んでいただきます。
会社案内、製品のカタログ・パンフレットの説明文で重要なのは、いかに分かりやすく伝えられるか、です。そのためには、情報を伝える順番にも配慮する必要があります。最初にキャッチフレーズで何を伝え、この部分を最も先に言い、仕組みについては図解し、エビデンスは掲載する写真に付けるコメントで説明する、など「どこで何を言うか」を組み立てながら書いていきます。実際にコピーを書く段階では、いただいた情報を改めて自分の言葉でかみくだき、ターゲットがそのテーマについてどこまで理解しているかをシミュレーションしつつ、スムーズに伝わる言葉を選び、その組み合わせを考えて作成していきます。
まず、コピーライターを含めた話し合いから始めてみませんか? そこから、あらゆる広告・販促メディアがスタートします。